弊社の不動産関係の仕事においても中国人との取引が増えている。また、長年やっている「大阪府日中友好協会」「熊取町日中友好協会」の活動を通じても中国人の友人知人が増えている。こうした民間の中国人との交流は盛んである。彼らとの人間関係もスムーズである。今後の弊社の経済活動は彼ら抜きでは考えられないだろう。
一方、中国の為政者の政策や態度には危惧すべき点が多々あるように思われてならない。極論を言えば、その方向は中国の過去の栄光の復活にあり、中国人にとって最も栄光の時代であった唐の時代を目指しているように見える。そして、そのためには隣国に対してのそれなりの威圧行為は厭わないように思える。この方向は、第一次大戦に敗れたドイツが歩んだ道に近しいものを感じてしまうのである。
我々隣国の国民としては、今回の安保法制に甘んずることなく、中国の為政者達の国の運営に対して十分な防備をしなければ、かつてのフランスのような(ドイツに支配される)事態を招くだろう。