コペンハーゲン市の挑戦

この連休の前半、BSテレビ番組で観光に関する特集があり、そこで、一人のコメンテイターの方が「デンマークの首都 コペンハーゲンに於ける観光事業の取り組み」を語っていた、コペンハーゲン市の観光行政を引っ張ている方々が、なんと 「観光の終焉」なるレポートを作成し、発表した、とのこと。早速に、インターネットで検索、その原文(英語版)をプリントアウトして一読した。そこでの主張は、いわゆるこれまでの旅行会社企画の観光は魅力を失っている、これからは、個々の人が自らの好みで自由に旅をデザインする傾向が、ますます強まる、そして、それを可能にするデジタル環境がより一層充実するであろう、観光客をもてなす側に於いてはなによりも普段の暮らし方をより磨くことが重要であり、自らの居場所である地元の魅力づくりが欠かせぬ要素となる、ということ。そのために何が必要か、私は次の三つのことをコペンハーゲンから学んだ、すなわち、①ゲストとホストとのコニュニケーションを積極的にすること、②デジタル技術を一層駆使すること、そして、③地元の魅力づくりのための様々な人々とのネットワークづくり、以上である。