数十年前に建物付き土地の一部を売買した物件について、その所有者がこの度、新規の売買を行うために境界立ち合いを進めようとしたが、うまく進まないケースである。現在、互いに一棟建物を共有して使用しており、その境界については明確にしてこなかった、よって、この度、その境界立ち合いを行おうとしたところ、それぞれの所有者同士が互いに譲らない、こうした場合、どちらかが相手の物件を購入する、という手法が好ましいと思料し、その交渉を進めたが、売買金額が折り合わない。法外な価格を要求され、しばらくは断念することとなった。